アメリカの人気飲食店から学ぶ!Tik Tokを活用した企業のプロモーション事例

中国発のアプリ「Tik Tok」

月間アクティブユーザーは世界で5億人いると言われている人気アプリ。

「若者が音楽に合わせて踊る動画を投稿するアプリ」として認識されがちなTik Tokだが、最近ではまた、マクドナルドやグリコなどの大手企業がプロモーションとして活用するなど、ビジネスパーソンにとっても無視できないサービスとなりつつある。

他のSNSと比較した際のTik Tokの魅力は何なのか?そして、企業はどのようにTik Tokを活用していけばいいのか?について考えてみたい。


Tik Tokの魅力とは?

15秒〜1分ほどの短い動画を作成・投稿できる「TikTok」

・あらかじめBGMが用意されている

・運営側から定期的に動画のお題が与えられる

・手軽に加工や修正ができる機能が搭載されている

などの特徴があるTik Tokは、企画や編集に時間を要するYouTubeとは異なり、誰でも手軽に動画を作成することができるのが人気のポイントだ。

また、「オススメ欄」にAIが選定した自分好みの動画が次々とレコメンドされるため、ユニークな動画に出会えるチャンスが多い。

そして、この「オススメ欄」に掲載されれば、1日で数万人フォロワーが増えることもあるため、地道な投稿の積み重ねが必要とされるInstagramなどと比較し、誰もが簡単に“インフルエンサー”になれる可能性を秘めている。


企業がTik Tokを活用する方法

冒頭記載したように、日本でもマクドナルドやグリコなどの大手企業がTik Tokを活用したプロモーションを行っているが、今回はTik Tokにいち早く参入し、巧みな活用方法で注目されている、若者に人気のアメリカのファストフード店「チポトレ(Chipotle)」のアカウントを参考に、企業のTik Tok活用方法を見ていきたい。


①人気動画をアレンジしたムービーを制作

Tik Tokに投稿されている動画の特徴は「誰もが真似しやすいこと」

誰かが作ったユニークな動画を、別のユーザーが自己流に変えて投稿していくことで、プラットフォーム全体で盛り上がりを見せている。

例えば、「#Me at the concert」というハッシュタグで投稿されている動画。

はじめは1人で歌い、次に大人数で合唱をするという構成の動画である。

空き缶やクマのグミなど、様々なものを使用してムービーを作る人がいる中、チポトレはワカモレチップスを使用したムービーを作成し、話題となった。


②キャンペーンに連動した動画を制作

企業が実施しているプロモーションを盛り上げるためにTik Tokを活用する例もある。

毎年チポトレがハロウィンに行っているキャンペーンに、「変装して来店した人にブリト―を割引価格で提供」というものがある。

チポトレではこのキャンペーンを盛り上げるため、ハロウィンのコスチュームを着る前と、着た後の変化を撮影した動画を「#Boorito transformation challenge」のハッシュタグをつけて投稿してもらう、というキャンペーンを開催した。

動画に対するいいね数が多い上位5人には、1年間無料でブリトーが食べられる権利をプレゼントするという、ブリト―ファンにはたまらない企画である。

最初にインフルエンサーにこのキャンペーンに則った動画を投稿してもらうことで、認知度を上げ、「#Boorito transformation challenge」に関する動画はトータルで36億回も視聴されるほどの成功を収めた。


③ユーザー参加型の動画を制作

Tik Tokの最大の魅力は「誰もが簡単に動画を制作できること」

この魅力を活用し、頻繁に「ハッシュタグチャレンジ」が行われている。例えば、コロナウィルスの影響が拡大する最近は、運営側が「#おうちで過ごし隊」というハッシュタグを与え、そのハッシュタグに合った動画をユーザーが投稿している。

チポトレはこの「ハッシュタグチャレンジ」を独自で展開。

「ボウルの蓋を容器にぶつけて、裏返す」というチャレンジを促す「#ChipotleLidFlip」というハッシュタグチャレンジを実施し、実施1週間で11万件を超える動画が投稿された。

このように「写真/映像の美しさ」を求められるInstagramや、高度な編集スキルが求められるYouTubeと異なり、気軽に動画投稿できるTik Tokはキャンペーンに対するユーザーの参加率が高い、というのが特徴である。


Tik Tokでのキャンペーンが向いている企業とは?

1つ目は、食品・日用品を販売している企業。

ハッシュタグキャンペーンのユーザー参加率を上げるには、ユーザーに自宅で気軽に動画を撮ってもらう必要がある。

この意味で、普段の生活に馴染みのある商材を販売している企業の方が向いていると言えるだろう。

2つ目は、グローバル(特に東南アジア)展開を行っている企業。

75の言語、世界の150以上の市場で利用されているTik Tok。

特に、東南アジアにおけるTikTokの支持率は世界的に見ても上位を占めていると言われている。

東南アジア進出を図っている企業は、Tik Tokで自社ブランドを認知してもらえる機会が増えるだろう。

単なる若者向けの遊び道具を超え、自社を認知してもらうための重要なツールとなってきたTik Tok。 マーケターや広報担当者必見のSNSであることは間違いないだろう

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