売上が300%増加したオートミルク。植物性ミルクのメリットとは?

買占めが起こるニューヨークのスーパーマーケット

コロナウィルスの影響を受け、ロックダウンされたニューヨーク。
ロックダウン直後はスーパーで買占めがおき、街はパニック状態になりました。

https://www.bbc.com/

冷凍食品、缶詰、ポテトチップス(?!)など長期保存が可能な商品から品薄状態に。

そんな中、先日発表されたニールセンの購買調査。

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2019年の2月と2020年の2月の売上を比較した表ですが、なんとオート(大麦)ミルクの売上が昨年と比較し、300%も上昇。

普通の牛乳と比較し、オートミルクには以下のようなメリットがあるため、あまり買物に行けないこの時期には重宝されるドリンクなのかもしれません。

<オートミルクのメリット>
①保存期間が長い
②炭水化物量・食物繊維量が多いため、満腹感を味わえる
③コレステロール値を下げる効果がある


世界中で人気が高まる植物性ミルク

人気なのはオートミルクだけではありません。今、世界中で植物性ミルクの人気が高まっています。

日本でも、先日スターバックスから「アーモンドミルク」や「オーツミルク」が登場し、話題となりました。(飲みに行ったら既にSold Outだった…)

https://www.starbucks.co.jp/

世界中で需要が高まる植物性ミルクですが、一般的な牛乳と比較して、何が良いのでしょうか?代表的な植物性ミルクの栄養価や特徴をまとめてみました。


ソイミルク、オートミルク、アーモンドミルクが持つ特徴とは?

それぞれのミルク(コップ1杯分)のカロリー、たんぱく質量、カルシウム含有率を比較したのが下記の表になります。

USDAのデータを元にFoody Style作成

アーモンドミルク

4種のミルクの中で、ダントツにカロリー及び炭水化物の量が少ないアーモンドミルク。炭水化物制限をしている人にとっては嬉しいミルクです。


ソイミルク

植物性ミルクの中で最もたんぱく質量が多く、栄養価が最も牛乳に近いドリンク。

ソイミルクにはコレステロール値や血圧レベルを改善させる効果があるため、健康上のメリットが大きいと言われています。


オートミルク

4種のミルクの中で、最も炭水化物量が多いミルク。

食物繊維量が多いため、満腹感を味わえるというメリットがあります。オートミルクもソイミルク同様、コレステロール値を下げる効果があると言われています。


どのミルクを選ぶのが良いのか?

アメリカのスーパーに行くと牛乳売場には植物性ミルクでずらりと並んでいます。

上記で紹介した植物性ミルク以外にも、カシューミルク、ライスミルク、エンドウ豆ミルクなバリエーション豊かな植物性ミルクがあります。

多くの植物性ミルクが次々に登場していますが、果たしてどのミルクを選ぶのが良いのでしょうか?

ハーバード公衆衛生大学院の栄養学教授であるVasanti Malik氏は、意外にも「特別な理由がない限り植物性ミルクを飲む必要性はない」と言っています。

その理由は、植物性ミルクと比較して牛乳には「カルシウム、たんぱく質、ビタミンD、ビタミンAなどの栄養素がバランスよく含まれている」ため。

グラス1杯あたり少なくとも8-9gのたんぱく質が含まれていることが理想ですが、その量を満たしているのは牛乳だけ。
例えば、アーモンドミルクのたんぱく質量は、牛乳(8g)よりもはるかに少ない3gしかありません。

そのため、牛乳アレルギーや乳糖不耐症など、何かしらの病気を持っている人以外は、普通の牛乳を飲むことを教授はおすすめしています。


砂糖がたっぷり入った加工飲料にも注意

植物性ミルクのデメリットとして、「飲みづらい」という点があります。

そのため、植物性ミルクに飲み慣れていない人は、砂糖や添加物が入った加工飲料を飲むことになり、それが身体に悪影響を及ぼすことも教授は指摘しています。

植物性ミルクを購入する際は、加工されていない無糖の商品を購入するようにしましょう。


植物性ミルクを飲むメリットは?

では、植物性ミルクを飲むメリットは何なのでしょうか?それは「環境に良い」という点にあります。

植物性ミルクを販売し始めたスターバックスも、「乳製品の使用は、温室効果ガスの総排出量の5分の1以上、水廃棄物の7分の1を占めており、CO2や水の削減をするためにも、プラント(植物性)ベースメニューのオプションを拡大していく」と発表しています。


トレンドに左右されず自分に合ったドリンクを

栄養面だけを考慮すると普通の牛乳が一番かもしれませんが、保存期間の長さ、環境保護の観点をふまえると、メリットも沢山ある植物性ミルク。

トレンドに振り回されるのではなく、自分の体質やライフスタイルを考えた上で、適切なドリンクを選んでいきたいですね。

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