Home Trend 日本で増加するオーガニックフード店。オーガニックにした方がいい食べ物とは?

日本で増加するオーガニックフード店。オーガニックにした方がいい食べ物とは?

by foodystyle

フランス発のオーガニックスーパー「ビオセボン」の出店が相次いでいる。

2016年に麻布十番に1号店を立ち上げて以来、現在までに11店舗をオープン。

店内には野菜やフルーツ、デリやパンをはじめ、海外で人気のコンブチャなど多くの種類の食品が並ぶ。

普通のスーパーで販売されているものと比較し、値段は1.5-2倍ほど高いにも関わらず、若い女性や小さい子供を抱えるママから支持を集めている。

日本におけるオーガニック市場は年間売上額約1,431億円で世界第7位と、アメリカやフランスなどの先進国と比較すると遅れをとっているが、健康志向の高まりや食の安全・持続可能性に対する関心が高まっている現在、今後成長が見込まれている分野である。(出典:農林水産省「オーガニック・エコ農業の拡大に向けて」)

「オーガニック」「無農薬」「有機野菜」…色々な名称が乱立しているが、そもそも「オーガニック」とは何なのだろうか?


オーガニックとは?

「有機農産物」とも呼ばれているオーガニック。

簡単に言うと、「化学的に合成された肥料・農薬を一切使用せず、環境への負荷をできる限り軽減した栽培管理方法を採用した場所で生産されたもの」である。

「オーガニック=無農薬」と思っている人も多いが、これは誤解である。

化学農薬の使用は禁止されているが、塩化ナトリウム、消石灰や食酢など、一部の農薬を使った商品でも「オーガニック」として認められている。


オーガニックと認められると与えられる「有機JASマーク」

オーガニックスーパーにいくと、商品には有機JASマークが貼られている。

これは、登録認証機関が有機食品のJAS規格に適合した生産が行われているか否かを検査し、認証された事業者のみに与えられるマークである。

このマークを付けた事業者しか「オーガニック商品」と言うことはできない。


飲食店にも与えられるようになった「有機JASマーク」

オーガニック認証は商品だけでなく、飲食店にも適用されている。

昨年1月オリンピックを前に、世界に先がけて飲食店用のオーガニック認証「オーガニックレストランJAS」(正式名称:有機料理を提供する飲食店等の管理方法)が施行された。(出典:https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/kokujikaisei-59.pdf

「提供する料理の80%以上が有機料理であること」「オーナーが有機食材や認証規格に関する知識を有しているだけでなく、調理や衛生管理等について従業員への教育を行うこと」など様々な条件が定められており、この条件をクリアした飲食店にのみ「有機JASマーク」が与えられる。

ちなみに現在認定されているオーガニックレストランは、日本全国で「クレヨンハウス(東京)」、「Chavi Pelt(埼玉)、「cache(京都)」、「CINGARO(東京)」、「リストランテ アクアパッツァ(東京)」の5店舗だけである。


全ての食品をオーガニックに揃える必要性があるのか?

オーガニックについて理解が深まったところで、頭に浮かんでくる疑問が「すべての食品をオーガニックにした方が良いのか?」ということ。

化学農薬を使用していないオーガニックは身体に良いことは間違いない。ただ値段が高いため、全ての食品をオーガニックに揃えることは難しいだろう。

そんな時は、農薬が多く残っている農産物はオーガニック、そうでないものは普通のもの、と分けて買い物するのがオススメ。

アメリカの健康と環境保護を目的に活動している団体「Environmental Working Group (EWG)」が毎年発表している「Dirty Dozen」

高濃度の農薬が残留する農産物ワースト12をリスト化している。

今年「ダーティー・ダズン」に選ばれてしまった農作物はイチゴ。

毎年「ダーティー・ダズン」でワースト1に選ばれているイチゴ。ちなみに私はイチゴを購入する際は必ずオーガニックのものを購入している。

反対に、留農薬が少ない農産物は「クリーン・フィフティーン」と呼ばれ、こちらも毎年ベスト12の農作物がリスト化されている。

今年最もクリーンな農作物として認定されたのは「アボカド」であった。

「食べる美容液」とも呼ばれるアボカド。残留農薬も少なく、積極的に摂取したい食材である。


トレンドに踊らされるのではなく、正しい知識を取得し、自分の頭で考えることが重要

「オーガニック商品大好き!」「オーガニックってオシャレでステキ!」と、まるでファッション感覚でオーガニック商品と向き合う女性は少なくない。

しかし、オーガニックの定義、農薬に関する知識などを理解して、オーガニック商品を購入している人はどれほどいるだろうか?

単にトレンドに乗っかって「なんちゃってオーガニックLOVER」になるのではなく、正しい知識をもとに自分の頭で考え、自分に合ったオーガニックフードを選んでいきたいものである。

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