まるでアップルストア?!シカゴにあるスタイリッシュなマクドナルドのフラッグシップとは?

今マクドナルドが変革期にあります。
例えば、今アメリカ店舗で行われているのが「冷凍肉ではなく新鮮な肉を使用するように変更」すること。
他にも店舗デザインの変更など、マクドナルドはブランド力向上のため、様々なことに取り組んでいます。


今までにないデザインのフラッグシップをオープン

ブランド力向上のため、行われたことの1つに挙げられるのが、2018年8月にシカゴにオープンしたマクドナルドのフラッグシップ。

全面ガラス張りのスタイリッシュな店舗は、まるでApple Storeのよう。

店の横には小さい公園のようなスペースも設置されており、ピクニック気分でハンバーガーを食べることもできます。

店内には植物が入ったプランターや緑に覆われたウォールが飾られています。

プランターに敷かれている土壌は、都会の中でも植物が丈夫に育つように独自に開発されたもの。

また、屋根には1,062枚の太陽光パネルが敷かれており、レストランの60%の電力がここで供給されています。

従来のマクドナルドとはかけ離れた、自然と調和したスタイリッシュなデザインの店舗です。


ユーザーエクスペリエンスも向上

従来のマクドナルドと異なるのはデザインだけではない。店での体験を向上させるため、様々な仕掛けがなされています。

その1つがテクノロジーを活用した決済システム。支払いはレジではなくタッチパネルで行われます。

タッチパネルで購入したい商品を選び、クレジットカードで支払いをします。そしてタッチパネルの横に設置されている札に記載されている番号を入力し、その札を持って席に着きます。

オーダーした料理が完成すると、机に置いた札を目印に店員が席まで料理を運んできてくれます。

レジに並ぶ必要もありませんし、商品が出来るまでレジ横で待つ必要もありません。実にスムーズ。

またスマートフォンを使用し、アプリから商品を注文することも可能です。


サードプレイスとして使用できる空間へ

マフィンや焼き菓子などスイーツを販売しているコーナーもあり、ファストフード店というよりはもはやカフェのよう。

また、机の上にはワイヤレス充電器、机の下にはコンセントも設置されており、誰でも無料で使用することができます。

スタイリッシュなデザインの店舗、広々とした空間、Free Wi-Fiとコンセントが完備されている空間はまさにサードプレイス。

しかも商品価格は通常の店舗と同様。スターバックスなどのカフェと比較すると圧倒的に安い。このような店が近所にあったならば毎日でも通ってしまいそう。


2020年には全てのマクドナルドのデザインを刷新

スタイリッシュな空間、そしてテクノロジーを活用し、顧客の利便性を向上させたこのフラッグシップは、マクドナルドの目指すべき店舗像です。

マクドナルドでは昨年の夏からデジタル改革を進めており、現在アメリカでは四半期ごとに1,000店舗をモバイル対応させています。

「顧客のエクスペリエンスを向上させるため、今後他の店舗もフラッグシップのような店舗に変えていく。将来的にはアメリカにある全ての店舗を変えていくつもりだ。」とマクドナルドは発表しています。


イメージチェンジを図るファストフード店

空間デザイン変更や、デジタル化を進めているファストフードはマクドナルドだけではありません。アメリカの人気ドーナツチェーン「ダンキンドーナツ」でも同様の取組みを行っています。

マサチューセッツ州クインシーにオープンした「コンセプトストア」では、アメリカで初めてモバイルドライブスルー機能が導入されました。これによりアプリでドーナツを注文し、ドライブスルーで受け取ることが可能になりました。

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また、タップシステムも設置し、ニトロコールドブリュー(黒ビールのような、窒素ガス入りの水出しアイスコーヒー)など一風変わったドリンクも提供し、古めかしいドーナツショップからお洒落なカフェへと変換を図っています。


老舗ファストフードの転換期

「安くてお腹いっぱいになれる料理」を提供していれば、売上が右肩上がりに成長していく時代は終わりました。

ジャンキーな料理よりも、ヘルシーな料理を。

キレイ事が書かれた企業広告よりも、社会的な取り組みに対する企業の想いを。

機能的価値よりも、情緒的価値を。

ファストフード店のターゲットであった若者の価値観が変化している今、彼らの心を掴むために老舗ファストフード店がどのような戦略を取っていくのか。今後の動きに目が離せません。

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