ドーナツランにビールラン?!美味しいフィットネスイベントが無料で開催される理由

美味しいフィットネスイベントに溢れるボストン

ボストンは「食とコラボした楽しいエクササイズイベント」に溢れています。
毎日街のどこかで美味しいイベントが開催されているため、イベントサイト「Eventibrite」で「今日は何があるかな~?」と常にチェックしています。

ボストンで体験した美味しいイベントをいくつか紹介しましょう。


ドーナツラン

4マイル(約6.4km)走った後、好きなだけドーナツが食べられる、ヘルシーなんだかアンヘルシーなんだかよく分からないイベント。

「ドーナツ食べ放題」と言うと「安かろう悪かろう」なマズいドーナツが出てくるのかと思いきや、「Boston Best Donut」にも選ばれた有名ドーナツ店「Union Square Donuts(ユニオンスクエアドーナツ)」のドーナツが提供されます。

↑ビーガンドーナツが用意されているのがアメリカっぽい。

スポーツウェアブランドの「UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)」と有名ドーナツ店の「ユニオンスクエア」が協賛のこのイベントは、参加費無料というから驚き。

ドーナツ大好きアメリカ人はこの美味しいイベントに大興奮。
走る前から「今日はね、ドーナツのためにこのイベントに参加したのよ!」「早くドーナツ食べたいわね!」と知らない人からすごいテンションで話しかけられました。

平日の18時半に行われたこのイベントですが、60人くらいの人が参加。
みんなドーナツのために仕事を早く切り上げてきたんですね…!溢れるドーナツ愛。

ちなみにこのイベントは、Facebookページが作成されており、そこでどのドーナツが一番好きか?という人気投票が行われます。

そこで多くの投票数を獲得したドーナツが当日配布される、という仕組みになっています。
本番までの盛り上げも抜かりない。さすがドーナツ大好きアメリカ人。

余談ですが、ドーナツ総選挙で1位に輝いたのは、「ブラウンバター・ヘーゼルナッツクランチ」

美味しすぎて何度もお代わりしてしまった…。

2位の「メープルベーコン」は、ユニオンスクエアの名物ドーナツで、ベーコンのしょっぱさとメープルの甘さが絶妙です。

悪くはない味だけど、個人的にはベーコンは単体で食べたいかな。笑


ビールラン

そしてTwitterでもつぶやいたのですが、

先日参加したのが「ビールラン」
ブリュワリーまでの道のり3マイル(約4.8km)をランニングした後、ビールを飲むイベントです。

参加費無料なのに、無料でビールが1杯飲めるという呑兵衛にとってはウハウハなイベント。
走るのがあまり得意でない人でも、ビールが待っていると思うと頑張れますよね。

小雨が降っており天気は良くなかったものの、ボストンの人気地ビール「Harpoon(ハープーン)」のビールが飲めるとあって、みんなハイテンション。

ゴールであるブリュワリーに到着したら、ビールをゴクリ。
汗をかいた後飲むビールはなんでこんなに美味しいんでしょう!

人見知りの私ですが、イイ感じにお酒が入ることで知らない人とも話せるように。「ランニングどうだった?次はどんなランニングイベントに参加するの?」なんて話しながら、ワイワイ楽しめました。


ちなみに、ブリュワリーではランイベントだけでなくヨガイベントなども開催されています。

週末の朝、オープン前のブリュワリー で開催されたヨガイベントでは、バーフロアにヨガマットをずらりと並べ、地元のヨガインストラクターの指導のもとヨガを楽しみ、ヨガ終了後はバーで出来立てのビールをみんなで飲みました。


なぜ無料でイベントが開催されているのか?

スポーツウェアブランドやブリュワリーが、無料で「美味しいエクササイズイベント」を開催している理由。

それは、「食」をフックに新規顧客を開拓したい、ブランドのファンになって欲しいという想いがあるからです。


1.ターゲット層に効率的にアプローチできる

例えばアンダーアーマーとユニオンスクエアがスポンサーのドーナツラン。

ランニングのスタートとゴールはアンダーアーマーの店舗になっているため、必然的に参加者はアンダーアーマーの商品を見ることになります。

さらにこのイベントに参加した人には、アンダーアーマーの15%割引券がもらえるので、気になった商品があれば「買ってみようかな」という気持ちになってきます。

イベントのスポンサーになることで、アンダーアーマーは「顧客ではないが、ターゲットになりうる運動好きでアクティブな人を、ドーナツをエサにイベントへと誘引し、自社商品に関心を抱いてもらい、商品を購入してもらう」ことが可能になるのです。


2.ブランドコミュニティを形成できる

あるいはブリュワリーで開催されたヨガイベントやランニングイベント。

最近、「若者がビールを飲まなくなってきた」という声を日本でもアメリカでも耳にします。
こちらは、Collage Groupが2018年に実施した「アルコールに期待する効果」に関する調査。

「Collage Group」のグラフを元に作成

X世代やベビーブーマーと比較して、ミレニアル世代(特に若い世代)は「リラックスするためにアルコールを飲む」と回答した割合が低く、逆に「新しい仲間と関係性を築くためにアルコールを飲む」と回答した割合が高くなっています。

つまり、ストレス発散のツールというより、コミュニケーションツールとしてアルコールを捉えているのがミレニアル世代の特徴

ビールそのものをPRするのではなく、ビールを活用したコミュニケーションの場(コミュニティ)を提供することで、アルコール離れが進むミレニアル世代に対して、ブランドのファンになってもらっているのです。


「食」をフックに新たなファンの獲得や、ファンとの絆構築を狙う企業。
「モノ」だけでは差別化がつかなくなった今、このようなコンテンツがブランド構築にあたっては重要になってくるかもしれません。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。