キャッシュレス化が進むアメリカの飲食店

アメリカの飲食店ではキャッシュレス化(クレジットカードやデビットカード、あるいはApple PayやGoogle Payなどの電子マネーなど、現金以外のツールで支払いを行うこと)が進んでいます。


完全キャッシュレスを進める店「Sweetgreen」

例えば、ニューヨークで大人気のサラダ専門店「Sweetgreen(スイートグリーン)」

スイートグリーンは「完全キャッシュレス」を掲げており、全米でキャッシュレス化を展開しています。

※ただし、「クレジットの使用を要求することによって現金購入者を差別することはできない」という理由から、法律で小売業者が現金払いのオプションを提供しないことを違法としている、私の住むマサチューセッツ州では、現金でも購入できます。


購入方法は?

公式アプリから商品を注文し、事前決済で購入します。

アプリを開くと、現在地から最も近いお店を中心に店舗が表示されるので、受取店舗を選択します。

そして、アプリ上で、メイン、プロテイン、ドレッシングなど様々なカテゴリから好きなものをチョイスして自分好みの「オリジナルサラダ」を作ります。

行列時は、店頭でゆっくり食材をチョイスすることが難しいので、アプリ上でじっくり食材を吟味できる事前注文は有難いシステムです。

あとは店に行って、ピックアップ用の棚から自分がオーダーした商品を受け取るだけ。急いでいる時は並ぶ必要なく受け取れて楽ちん。

驚いたのは、引き取る際、店員に領収書などを見せないということ。信用で成り立っているんですね…!


アプリ決済だとメリットも沢山!

アプリ決済にすると、注文が楽なだけでなく、アプリを介して支払うと、ユーザーは100ドルを支払うごとに10ドルを受け取ることができるため、店で都度お金を支払うよりも圧倒的にお得です。

さらに、購入金額に応じて会員グレードが付与され、上級会員になると音楽フェス「Sweet Life」をはじめとする様々なイベントに参加することができます。

Photo: Sweetgreen

スイートグリーンによると、注文の50%はモバイルアプリケーションを介して行われており、100万人以上がアプリをダウンロードしているそうです。


アメリカでキャッシュレス化が進む理由とは?

①顧客に迅速なサービスを提供できる

スイートグリーンのように、休憩時間など仕事の合間をぬって訪れる忙しいビジネスパーソンが多い飲食店では、商品を受け取るまでのスピードが重要になってきます。
そのため、事前注文&事前決済により、スムーズなオペレーションを提供できることは、顧客に大きな価値を提供できます。

スイートグリーンは、「従業員が現金を処理する必要がなければ、従業員は1時間に5〜15%も多く取引を行うことができる」と言っています。


②従業員の不正や強盗被害を防止できる

従業員が売上金を盗んだり、強盗や盗難の被害に遭う飲食店が多いアメリカでは、キャッシュレス化にすることで、これらの被害を予防しています。

キャッシュレス化にすることで店の売上を透明にできるし、さらに売上の現金集計をする必要もなくなるため、責任者の業務量軽減にも繋がります。


③顧客との関係をよりパーソナライズ化できる

キャッシュレス化にすることで、顧客の性年代、購入商品データ、購入頻度などのデータを全て取得することができます。
顧客のデータに応じて、プロモーションメールを送ったりすることで、訪問頻度を上げる施策を実施できます。

スイートグリーンによると、モバイル会員は平均で月に4回来店しているそうです。
さらに、現在のモバイル会員の12%は、既に会員だった知人から勧められて会員になったことも明らかにっており、モバイル会員のブランドへのコミットが高いことも分かります。


このように生活者にとっても、飲食店側にとってもメリットが多いキャッシュレス化ですが、日本では普及していないのが現状です。

なぜ日本でキャッシュレスが進まないのか?

それについてはコチラの記事に記載しましたので、是非ご覧ください。

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