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サンフランシスコ発!完全無人レストラン「eatsa」

by foodystyle

世界各地に出店を進める「Amazon Go」や、ボストンで話題の自動調理機が搭載されたロボットレストラン「SPYCE」など、外食産業では様々な無人化・自動化が進められています。

今後この傾向は加速していくかと思いますが、その先駆けとなったお店がサンフランシスコにあるファストフード店「eatsa(イーツァ)」です。

2015年にサンフランシスコに、「世界初となる無人ファストフード店」としてオープンしたeatsaに、実際に足を運んでみました。


完全無人レストラン「eatsa」とは?

eatsaがあるのは、サンフランシスコのビジネス地区。ランチの時間になると多くのビジネスマンでごった返します。

店の扉を開けると目に入るのは、ズラリと並んだモニターとコインロッカーのような設備。

ボストンのロボットレストラン「spyce」と異なり、スタッフは本当に1人も存在しない完全な無人レストランです。

注文から商品受け取りまでの動画をコチラでご覧ください。

https://twitter.com/foody_style/status/1088966472095784962

注文から商品受け取りまでのフロー

オーダーはモニター上で行います。

ヘルシー志向の強い地元民に合わせ、メニューは野菜やプロテインがたっぷり入ったサラダボウルが中心です。
画面に表示される指示に従って、オーダーをします。
支払いはクレジットカードのみ受付で、レシートはメールで送られてきます。

支払いが完了すると、ロッカー番号が表示されますので、該当ロッカーの前で料理が出来上がるのを待ちます。
ロッカーには自分の名前が記載されています。

料理の仕上がりを待っている間、ロッカーの扉には動画が流れ、待ち時間も退屈させません。
待つこと3分ほどで料理が完成。ロッカーの扉を手で2回ノックすると扉が開くので、自分で料理を取り出します。

遊び心がきいた仕組みです。

ロッカーの向こう側は全く見えないのですが、スタッフ数人がスタンバイしていて、オーダーが入ると調理しているものだと想像できます。(調理については企業も公開していません)

「完全無人レストラン」と言っても、裏側では人間が動いているのですね。


安い!早い!旨い!の3拍子が揃ったeatsa

今回オーダーしたのはひよこ豆を揚げた「ファラフェル」とサラダボウル。

サラダと言っても、ポテトやチキンなど色んな食材が入っているため、男性でも満腹感が味わえます。

サラダボウルの価格は1個6.95ドル~。物価の高いサンフランシスコにおいて、同様の商品を通常の飲食店で購入すると10ドルは軽く超えてしまうので、このボリュームでこの価格はかなりお得と言えるでしょう。

店員さんにお話を伺ったところ、味もコストパフォーマンスも良いとあって、平日のランチタイムはとても混雑するとのことでした。


サンフランシスコ以外の店舗を閉店したワケとは?

地元民からの支持を集めるeatsa。
サンフランシスコ以外にもワシントンやニューヨークなどアメリカ各地で店舗を持っていましたが、今はサンフランシスコ以外の店舗は全て閉鎖しています。

なぜ人気があるのに閉店したのか?
その理由は、飲食店業ではなく、eatsaで培った無人レストランの技術自体を販売する、という戦略にシフトしたからだと考えられます。

実際に、eatsaは2017年12月にアジアン・フードチェーン「Wow Bao」に「eatsa」の技術を販売しています。

無人レストラン技術を活用したWow Bao シカゴ店では、顧客の待ち時間が大幅に削減され、店内のオペレーションがスムーズになったと言われています。
またeatsaで活用していたモバイルオーダーも取り入れ、さらなるオペレーションの改善を進めています。

これらの取り組みを行った結果、Wow Baoはシカゴで店舗を急速に拡大させてします。


飲食店業のみならず自社で培った技術を販売する企業へ

オペレーションを簡易化し、最低限の労力で効率的に店舗運営し、注文スループットを向上させて顧客に迅速なサービスを提供することは、店舗拡大を目指すフードチェーン店が目指していること。

しかし、このような最適化されたオペレーションを0から構築することはコストの観点から困難です。そこで、eatsaのような自社での成功事例を持った企業により技術の外販事業は非常に魅力的です。

今後は、eatsaのようにテクノロジー技術を駆使して成功した飲食店が、技術販売で成長していく事例が増えていくかもしれません

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