ユニークなフュージョン料理を次々と生み出すサンフランシスコ

ユニークな料理を次々と生み出すサンフランシスコ

トレンドの発祥地と言えば「ニューヨーク」を一番に思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、「食のトレンド」となると、ニューヨークよりもサンフランシスコの方がアツイのではないか、と個人的には考えています。

例えば、サンフランシスコのベーカリー「Craftsman & Wolves」が発売して話題となった「エッグマフィン」

イギリス料理「スコッチエッグ」とアメリカ料理「マフィン」がフュージョンしたもので、チーズ、ソーセージ、玉ねぎで作られた惣菜マフィンの中に、半熟ゆで卵が入った不思議な料理。

このように、今サンフランシスコでは、このような各国の代表料理が複数融合されて出来上がった「フュージョン料理」が次々と誕生しています。

サンフランシスコで見つけた、驚きのフュージョン料理をいくつか紹介しましょう。


韓国のフュージョン料理

今サンフランシスコで人気なのが「韓国料理」

ここ10年ほどは、コーヒー、ダークチョコレート、芽キャベツなど「苦味」のある食品が人気でしたが、韓国料理の台頭により、これからは「酸味」がトレンドになるのでは?と言われています。

ブームの火付け役は、アメリカの韓国人シェフ「ロイ・チョイ」

Photo: https://www.kcet.org/

元々はヒルトンホテルで働くシェフでしたが、「Food that isn’t fancy(豪華ではない食べ物)」をコンセプトに、フードトラックシェフへとキャリアチェンジをはかりました。

韓国のフュージョン料理として、「プルコギ・ホットドッグ」や「キムチ・ケサディーヤ」などを提供する彼のフードトラック「Kogi」は瞬く間に人気になり、2010年にはアメリカのグルメ雑誌「Food & Wine」が実施している「2010年のベスト新人シェフ」のTOP10にも選ばれました。

フードトラックのシェフがこの賞を受賞したのは初めてのことでした。

このようなロイ・チョイの活躍もあり、サンフランシスコでは韓国料理のフュージョン料理を多数見つけることができます。


プルコギタコス

「Surisan」で提供されている「プルコギタコス」は、韓国食材「コチジャン」を使った甘辛いタレで豚肉を炒めた「プルコギ」を、メキシコの定番料理「タコス」にのせた料理。

タコスの皮が厚めなため、プルコギの味が薄れてしまうのが少し残念ですが、定番タコスに飽きた方には是非試して頂きたい一品。


キムチデニッシュ

Photo: https://sf.eater.com/

「NOON All Day」で提供されている「キムチデニッシュ」は、韓国の「キムチ」とフランス発祥の「デニッシュパン」が合わさったフュージョン料理。

甘いデニッシュ生地の上に、辛いキムチを乗せるという今までになかった発想のパンです。


日本のフュージョン料理

アメリカで不動の人気を誇る「寿司」ですが、特に外国人から人気なのが、片手で簡単に食べられる「手巻き寿司」
この「手巻き寿司」とメキシコを代表する料理「ブリト―」が合体した「寿司ブリト―」が話題になっています。

こちらは、「Sushirrito」で提供されている「寿司ブリト―」

この寿司ブリト―の名前は「Geisha’s Kiss」。醤油漬けのマグロ、卵、レタス更にはレンコンチップスなど多くの具材が詰まっています。

一見「海苔巻き」にしか見えませんが、違いはボリュームと具材にあります。

寿司ブリト―は直径10cm、長さ30cmほどの大きさで、1人で食べるには大きすぎるほどのボリューム。

また、寿司ブリト―の中身はマグロやサーモンなどの生魚だけでなく、海老フライや唐揚げなど多種多様。

溢れんばかりの具材が巻かれた寿司ブリトー。海苔の巻き方が弱いので、かぶりついた瞬間具材がボロボロとこぼれてくるので少し食べにくいですが、味は美味しいですよ。


クロワッサン寿司

ベーカリー「Mr. Holmes Bakehouse」からは、寿司とクロワッサンが合体した「クロワッサン寿司」という摩訶不思議な料理も登場。

Photo: http://mrholmesbakehouse.com/

寿司ブームはまだまだ継続しそうです。


アメリカのフュージョン料理

とにかく何かと何かを合体させて、新しい料理を創出することが大好きなサンフランシスコ。

自国・アメリカの料理も次々とヒュージョンにに。

ドーナツバーガー

「ドーナツ」と「ハンバーガー」を掛け合わせて作った「ドーナツバーガー」

シュガーがたっぷりかかった甘いドーナツで、ハンバーガーとチーズを挟んだこの料理。

アメリカのテレビでも紹介された料理で、店には行列ができるほどの人気ぶり。ワクワクしながら食べましたが、「別々に食べたい」というのが感想…。

このように多種多様なフュージョン料理が生まれるサンフランシスコ。その理由はアメリカの歴史にありました。


サンフランシスコでフュージョン料理が多い理由とは?

サンフランシスコを含むカリフォルニア州は18世紀後半、スペインの開拓地でした。そして、1821年にスペインから独立したメキシコがこの地を手に入れましたが、1848年の米墨戦争の結果、アメリカがこの地域を獲得しました。

その後、「ゴールドラッシュ」により、東海岸、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、アジアなど世界各地から大勢の移住者がやってくることになります。

このような歴史的背景から、サンフランシスコでは自国の料理をベースに、多種多様な移民が持ってきたエスニック料理を複数融合させた「フュージョン料理」が多く存在するのです。

「移民の街」サンフランシスコだからこそ生まれた、多種多様なフュージョン料理。

今後サンフランシスコからどのような不思議な料理が誕生するのか楽しみです。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。