ビーガンブームの火付け役となったNYの人気カフェ「by CHLOE」

アメリカで広がるビーガン市場

肉や魚は勿論のこと、牛乳やチーズなどの動物性食品を一切使用していない、100%植物性の料理しか食べない人「ビーガン」の数が世界中で急速に増加しています。

調査会社「Global Data」の報告よると、2014年にビーガンであると主張した消費者はアメリカ全土でたった1%にすぎませんでしたが、2017年にはその数は6%にまで増加したとのこと。

2017年に実施されたニールセンの調査 によると、「積極的にビーガンフードを食べている」と回答したアメリカ人は40%にものぼることが明らかになるなど、アメリカではビーガンフードがトレンドになっています。

日本で「ビーガン」はあまり馴染みがないため、意識高い系のオシャレな女性が食べるものだと思われがちですが、アメリカでは男女問わずビーガンが多いです。

※なぜアメリカでビーガンが多いのかについての考察は、コチラの記事をご覧ください。


アメリカのビーガン市場を切り開いた店「by CHLOE」

アメリカのビーガン・トレンドを作ったお店と言っても過言ではない店が、2015年にニューヨークにオープンした「by CHLOE」です 。

店内で提供している料理は全てビーガンフードですが、決して気取ったスタイルの店ではなく、値段も雰囲気もカジュアルなファストフード店です。

今では、ニューヨークやボストンなどアメリカに13店舗展開するだけでなく、ロンドンにも進出を果たした人気チェーン店です。
オープンからたった1年で1,000万ドルの売り上げを記録するなど、100%ビーガンフードを提供しているチェーン店としては例を見ない伸びとなっています。


by CHLOEに潜入!

そんな話題の店「by CHLOE」に潜入してきました!
店内は、白を基調にした明るくフェミニンな雰囲気。

レジ横にあるショーケースにはサラダやディップ、ココナッツ水やコンブ茶など、ヘルシーな食品・飲料がズラリと並べられています。

メニューを見ると、ハンバーガーやパスタ、フライドポテトなど一見通常のファストフード店と変わらない料理名が並んでいますが、これらは全てビーガンフード。

Photo: by CHLOE

ハンバーガーやサンドイッチに挟むお肉は、豆やキノコなどで作られています。各商品の価格は8~12ドルとビーガンフードにしてはリーズナブルな価格です。今回私がオーダーしたのは店の一番人気の商品「The Classic Burger」($9.95)

テンペ、レンズ豆、チアシード、クルミから作られたビーガンパテを、ポテトで作ったバンズで挟んだビーガンバーガ―です。
肉のような食感をしたテンペは、ケチャップで濃い目に味付けされており、ボリュームもたっぷりで、ビーガンフードであることを感じさせません。

このお店で料理を食べた人のInstagramを見ると「#veganjunkfood」というハッシュタグが多く使われていますが、この料理を説明するピッタリな言葉だと思います。

そしてこのハンバーガーに使用されているケチャップは、ビーツで作られたスペシャルケチャップです。
ビーツ以外にも、チポトレ(唐辛子を燻製にしたもの)を使用したケチャップも用意されており、店のこだわりが見られます。

食事メニューだけでなくスイーツメニューも豊富で、数多くのグルテンフリーのスイーツや、季節やイベントに応じてシーズナブルスイーツを提供するなど、消費者を飽きさせません。


by CHLOEがミレニアル世代の心を掴んだ理由とは?

1.創業者自身がファッションアイコン的存在となった

Photo: by CHLOE

by CHLOEの創業者であるクロエ・コスカレリは、そのキュートなルックスからファッションメディアに取り上げられたり、youtuberとして活躍していたりと、ミレニアル世代からの注目を受けている存在です。

全米に放映されるテレビのカップケーキコンテストで、初のビーガンシェフとして優勝し、知名度を上げたクロエは若干27歳でby CHLOEをオープンしました。

ファッション雑誌に載るだけでなく、ベストセラーの料理本を出版するなど、美貌と実力を兼ね備えた彼女は、ミレニアル世代の憧れとなっています。


2.「by CHLOEへの来店=オシャレなライフスタイル」というイメージを構築した

by CHLOEは、食事だけでなく、店舗、パッケージなどのデザインに徹底的にこだわっています。

店内には、カフェではあまり見ないような鳥かご状の椅子が備え付けられています。
Instagramには食事の写真だけでなく、この椅子に座っている姿など、この店を訪れている自分の写真が多数あげられています。

by CHLOEに来店すること自体がオシャレなライフスタイルである、というイメージをミレニアル世代に訴求できている証拠だとも言えます。

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